Verapamil

エビデンスレベル: L5 予測適応症: 10 件

目次

  1. Verapamil
  2. ベラパミル:心房細動・狭心症・心筋梗塞から脚ブロック(廃止用語)へ
    1. 一言要約
    2. クイック概要
    3. この予測が妥当である理由
    4. 臨床試験エビデンス
    5. 文献エビデンス
    6. 日本市販情報
    7. 安全性に関する考慮事項
    8. 結論と次のステップ
    9. 免責事項

## 薬剤師評価レポート

ベラパミル:心房細動・狭心症・心筋梗塞から脚ブロック(廃止用語)へ

一言要約

ベラパミルはカルシウムチャネル遮断薬で、日本では抗不整脈薬・血管拡張薬として心房細動、狭心症、心筋梗塞に使用されています。 TxGNN モデルは脚ブロック (obsolete bundle branch block) に有効である可能性を予測していますが、この病名は廃止された用語です。 関連する臨床試験・文献は 0 件で、エビデンスはモデル予測のみです。

クイック概要

項目 内容
既存適応症 心房細動、狭心症、心筋梗塞
予測新規適応症 脚ブロック (obsolete bundle branch block)
TxGNN 予測スコア 99.62%
エビデンスレベル L5
日本市販状況 ✓ 市販中
承認番号数 10 件
推奨決定 Hold

この予測が妥当である理由

現在、詳細な作用機序データ(DrugBank の MOA)はありません。Evidence Pack の情報では、ベラパミルは L-type カルシウムチャネルを遮断し、房室結節の伝導を遅らせる薬剤です。日本では心房細動、狭心症、心筋梗塞の適応があります。

脚ブロックは心室内の刺激伝導の異常で、ベラパミルの伝導抑制作用とは領域が近く見えます。しかしこの薬は伝導を遅らせる方向に働くため、脚ブロックを改善する根拠にはなりません。加えて、この病名は廃止用語です。現時点でこの予測を支持するのは TxGNN のスコアだけで、機序面の裏付けはありません。

臨床試験エビデンス

現在、関連する臨床試験の登録はありません。

文献エビデンス

現在、関連する文献はありません。

日本市販情報

承認番号 商品名 剤形 承認適応症
620004629 ワソラン錠40mg 錠 40 mg 心房細動、狭心症、心筋梗塞(抗不整脈薬、血管拡張薬、カルシウムチャネル遮断薬)
620309102 ベラパミル塩酸塩錠40mg「ツルハラ」 錠 40 mg 心房細動、狭心症、心筋梗塞(同上)
622750600 ベラパミル塩酸塩0.25%2mL注射液 注射液 心房細動、狭心症、心筋梗塞(同上)
621555003 ベラパミル塩酸塩静注5mg「NIG」 0.25%2mL 注射 記載なし
670004629 ワソラン錠40mg(選) 錠 40 mg 心房細動、狭心症、心筋梗塞(同上)

安全性に関する考慮事項

安全性情報については添付文書を参照してください。

結論と次のステップ

決定:Hold

理由: 予測 1 位の脚ブロックは廃止用語で、臨床試験も文献もなく、機序的な裏付けもありません。安全性データも未取得のため、評価を進められません。

進める場合に必要なもの:

  • PMDA 添付文書の警告・禁忌の取得(ブロッキング項目。これがないと S1 安全性スクリーニングに進めません)
  • DrugBank からの作用機序(MOA)データの取得
  • 予測の再検討:同じ Evidence Pack の中では、催不整脈性右室心筋症 (ARVC)(スコア 98.40%)が L4 で「Research Question」と評価されています。ベラパミル感受性の心室頻拍を扱う文献があるためです。ただし文献は主に総説と症例報告で、ARVC との関連は間接的です。今後の評価はこちらを優先候補にできます。
  • 本結果は研究参考用であり、医療上の助言ではありません。老藥新用の候補は臨床的な検証が必要です。

    免責事項

本コンテンツは研究目的のみであり、医療アドバイスを構成するものではありません。 臨床応用の前に臨床的検証が必要です。



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